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スタッフブログ
2021.8.19
外壁のひび割れって大丈夫?
こんにちは。社員Yです。
お盆明け、一発目のブログになります。
皆様はお盆をどのようにして過ごされたでしょうか。
私は、楽しみにしていたBBQが大雨で中止となり、家に引きこもり映画三昧のお盆休みでした。
以前のブログで外壁塗装の工事の流れを解説しましたが、その中のひとつであります、補修工事の外壁のひび割れに焦点をあてて解説します。
自宅の外壁にひび割れしている部分を発見して、放っておいても大丈夫なのかと不安になられる方もいるのではないでしょうか。
外壁のひび割れを解説するにあたって、まずは一般的な戸建ての外壁で使われる素材を紹介します。
一般的な外壁の素材
①サイディング
外壁に板材を貼って仕上げることをサイディングといいます。
サイディングは、材質によって大きくわけると窯業系・金属系・木質系・樹脂系の4種類があります。
その中でも窯業系サイディングが主流であり、戸建ての外壁全体の7割以上のシェアを占めています。
工業製品のため、安定した品質であり、デザインが豊富であることが特徴です。
②ALC
ALCとは、軽量気泡コンクリートのことです。
とても軽いため建物に負荷を与えません。
また、主成分がコンクリートのため耐火性に優れております。
そして、ALCの内部に空気の気泡が入っているため断熱性が高くなっています。
その反面、水分が内部に浸透しやすいため、防水性はそれほど高くありません。
そのため、上から塗る塗料の機能や仕上がりが重要になってきます。
③モルタル
モルタルは、水とセメントと砂を混ぜ合わせた材料のことです。
既成の工業製品とはまた違う、多彩な自然の風合いを演出することができます。
自由度の高いデザインで継ぎ目が見えにくい特徴があります。
④タイル
粘土や石材を板状にして焼き固めた材料です。
汚れにくく、雨による影響も少ないため、耐久性に優れております。
他にも外壁の素材はございますが、代表的なものを紹介させていただきました。
外壁のひび割れ
ひび割れの補修方法
まずは写真をご覧ください。
ALCがひび割れしているものです。
ALCはパネル同士の境目に目地があり、その付近にひび割れが発生しやすいです。
また、ひび割れすると塗装がはがれやすくなってしまいます。
1枚目の画像はひび割れしたところから塗装がはがれてしまっています。
窯業系サイディングがひび割れしているものです。
ALCと同様に目地付近がひび割れしやすいです。
目地のところのシーリング材も劣化してひび割れています。
これらのひび割れの補修方法ですが、
1.ひび割れ箇所をV字にカットして溝をつくる。
2.刷毛を用いてゴミや汚れを清掃する。
3.プライマーと呼ばれる接着剤を塗布する。
4.シーリングを充填する。
5.モルタルで表面を埋め戻す。
6.塗装をおこない保護する。
といった流れになります。
実際に補修をおこなったときの写真です。
写真の中央付近の部分が補修をおこなった箇所になります。
また、モルタルの外壁では補修方法が異なり、フィラーと呼ばれる塗料を用いて補修を行います。
ひび割れの程度
ひび割れといっても大小さまざまなものがあるかと思います。
小さいから必ずしも大丈夫とはいいきれませんが、一般的な基準を説明します。
0.30mm以下のひび割れをヘアークラックといいます。その名の通り、髪の毛を意味し、髪の毛程度の微細なひび割れということです。
今すぐに何とかしなければいけない状況ではない場合が多いです。
外壁塗装を行う際はもちろん補修してから塗装を行います。
0.30mm以上のひび割れは、建物診断をおこなうことをおすすめします。
ひび割れは放置しておくと、躯体の劣化や雨漏れ等に繋がります。
実際に目で見ても、0.30mm以下なのか以上なのか判断できないと思います。
ひび割れの大きさを測るうえで便利なものをご紹介いたします。
上記の画像ですが、クラックスケールというひび割れの大きさを測ることができるものです。
ホームセンター等で購入することができます。
自宅の外壁のひび割れ気になる方で、業者に依頼する前に自身でも確かめてみたいという方は、こちらで確認してみてはいかがでしょうか。
外壁のひび割れは、建物の美観を損なうだけではなく、塗装がはがれやすくなる・躯体が劣化する・雨漏れに繋がる等といった悪い影響がたくさんあります。
「うちの外壁はひび割れ大丈夫かな?」
少しでも心配な方は、お気軽にご相談ください。
株式会社乃一では、創業90年以上の実績から外壁塗装、屋根塗装だけでなく、補修工事、シーリング工事、防水工事など戸建て住宅の修繕・メンテナンスに関わる工事も承っております。名古屋市内のみならず、東海エリアにおいても承っておりますので、お気軽にご問い合わせください。
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