こんにちは。社員Yです。

東海地方では、梅雨明けしましたが暑い日が続いております。
工事現場では、熱中症を防ぐため、こまめに水分補給をしたり塩分をとりながら作業をしております。
塩の入ったタブレットが、手軽に塩分を補給できてお気に入りです。

さて今回のブログでは、一般的な戸建ての外壁塗装の工事の流れを解説したいと思います。塗装以外にどんな工程があるのか知らない方も多いのではないでしょうか。

一般的な戸建ての外壁塗装工事では、
①足場設置
②高圧洗浄
③下地処理
④養生
⑤塗装
⑥検査
⑦足場解体
といった工程になります。

それぞれ簡単にではありますが解説していきます。

①足場設置
まちなか等でも足場が組まれて、シートで覆っているお宅を見かけることが多いと思います。
安全、そして効率よく作業をするために建物の周囲に足場の設置を行います。
足場の設置が完了したら、全体をメッシュシートで覆います。
メッシュシートには、塗料の飛散を防止する目的、部材や工具を落とした時に足場の外に出ないよう安全配慮の目的がございます。
また、メッシュ素材で風を通すため、塗料の臭いが充満するのを防いでもくれます。

②高圧洗浄
足場設置後、高圧洗浄を行います。
外壁に付着した汚れやほこりや苔、剥がれかけている塗膜などを取り除くために行います。
汚れを落とすことによって、塗料の密着がよくなります。密着が悪いと塗料の剥がれの原因になります。
そのため、高圧洗浄は塗装の仕上がりに影響する工程であるといえます。

③下地処理
下地処理では、ひび割れなどの劣化している箇所の補修を行います。
補修をして、外壁を平坦にすることで高圧洗浄と同様に、塗料の密着がよくなります。
下地処理を十分に行わないまま塗装を行うと、早々に劣化症状が現れてしまう場合もございます。
また、下地の劣化状況によって補修の方法が異なります。
下地処理につきましては、別のブログで詳しく紹介しようと思います。

※②高圧洗浄と③下地処理は順番が前後する場合がございます。

④養生
養生に関しましては過去のブログで紹介しております。
養生に関するブログはこちらから
養生とは、塗料が付いてしまうと困る箇所をビニールなどで保護する作業のことです。
塗料飛散防止の保護のためにおこないます。
また、まっすぐできれいなラインを出すために、塗装の境界線にテープを貼る作業もおこないます。

上記の画像はマンション工事のものですが、このように養生をおこないます。

⑤塗装
養生作業が完了したら、いよいよ塗装作業です。
外壁塗装では、下塗り、中塗り、上塗りと大きくわけて3工程ございます。

下塗りは、シーラーと呼ばれる塗料を用いて、劣化した外壁の中にしみこんで固まり、上から施工する塗料を密着しやすくしてくれます。
また、傷んだ外壁への塗料の吸い込みを止める役割もございます。
下塗りは外壁に色をつける事が目的ではなく、色付けと保護のためにおこなう上塗り用の塗料がしっかりと外壁に密着するためにおこなう工程であります。

下塗り完了後、乾燥させてから、中塗りの塗装をおこないます。中塗りは、上塗りと同様の塗料を用いて、塗膜に厚みを持たせるためにおこないます。

中塗り完了後、乾燥させてから、上塗りの塗装をおこないます。
乾燥時間に関しましては、塗料ごとに塗料メーカーによって規定されております。

詳しい塗料の内容はこちらから


契約内容によっては、屋根の塗装や鉄部の塗装、防水工事等も施工します。

⑥検査
すべての塗装工事が完了した後、施工箇所のチェックを行います。
塗装の仕上がりの状態はもちろんのこと、塗料の飛散はないか、塗り残した箇所はないか等、細かく確認していきます。

⑦足場解体
検査が完了した後、足場解体をおこないます。
足場解体が終わり、敷地内の清掃等をおこない工事完了です。

工事完了後はお客様と一緒に直接ご確認いただいたうえで引き渡しをいたします。

以上が簡単にではありますが、外壁塗装の工事の一連の流れになります。
施工する前にはもちろんご説明いたしますが、事前に少しでも内容を把握していれば、より安心して塗装工事を見守れるかと思います。

株式会社乃一では、創業90年以上の実績から外壁塗装、屋根塗装だけでなく、補修工事、シーリング工事、防水工事など戸建て住宅の修繕・メンテナンスに関わる工事も承っております。名古屋市内のみならず、東海エリアにおいても承っておりますので、お気軽にご問い合わせください。