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2023.9.8
雨の降り方 降られ方 そして…雨が降ったら増えること
6月上旬から7月中旬にかけてと9月中旬から10月上旬にかけてが比較的に雨の多い時期となります。
梅雨前線や秋雨前線という言葉を耳にされたこともあるかと思います。
さらに7月から10月は台風シーズン
年間で平均およそ25個発生する台風。7月から台風の発生が多くなり、8月をピークに、9月から10月にかけて、台風シーズンが続きます。 日本への接近や上陸の数もこの時期が最も多くなっています
最近では、線状降水帯なんて言葉も!
温暖化の影響か、日本に近いところでの台風の発生
7月末の台風8号なんかは、関東地方を東から西へ横切る進路を取りましたね
あのような進路は初めての経験でした
夏の日の夕立も今でこそ、ゲリラ豪雨や線状降水帯なんて言葉になってますが、私が子供のころ…かれこれ30年ほど前は今みたいな雨の降り方しなかった記憶があります
文字通りバケツをひっくり返したような降水量にうんざりしてしまいます
建設業においては、天候は大事!さて、本題。
建設業は特に天候や気温の影響を受けやすいお仕事です
そんな仕事柄、天気予報はもちろん欠かせません
スマートフォンの普及によりどこでもいつでも天気予報が確認できるようになりました
中には分単位での雨雲の動きが確認できるなんてことも可能になって非常に助かってます
塗装工事もさることながら防水工事も弊社の守備範囲であります
雨が多いこの時期になると、併せて多くなるのが漏水のご相談
平日でも19時辺りや、日曜日の8時台に電話が鳴るとゾクッとしてしまいます。
…過去に防水工事を行った御宅で漏水が発生したのかな?
ドキドキしながら電話に出ることになります。
休日や営業時間外なんだから電話に出なければイイのに…なんて思わないでください。
先日も、日曜日の7時35分。
電話が鳴りました。
ドキドキ……ドキドキ……ドキドキ……『もしもし?』
『Hさん!休日にごめんなさい。ちょっと相談があって…』
こちらのお電話は3年ほど前に、外壁塗り替えを行った御客様からのお問合せでした。
端的に言えば、知人の家で雨漏れがあるから『乃一』を紹介しても良いか?とのこと。
雨漏れはどこから?
ぜひぜひお力にならせてください!
漏水対策工事の一番のポイントは、原因を特定 できるか・できないか にあります。
工事代金をいただいて対策工事を行う以上、中途半端なことはできません。
中には原因を特定するために散水調査なんてのを行ったりもします。
ご相談いただいたお宅は、すぐに原因がわかりました。
目視で漏水の原因がわかるなんて本当に稀なことです。
雨漏れの原因調査を行うときは、先ずはお部屋の中の漏れてきたところ(水の出口側)の確認を行います。
続いて、漏れてきたところの直上や、外壁をひび割れや壁のすき間などが無いか調査します。
木造住宅やコンクリート造の建物、ハウスメーカーでよくみられるユニット式の建物。
住宅の構造は様々ですし、造りによって注視するところが変わってきます。
雨漏れは北側の外壁に面する、台所の換気扇付近
ここで疑うのはまずは換気扇の出口(換気フード)
→問題ありません。
続いて換気扇付近の窓廻り
→問題ありません。
窓から覗き込んでの直上外壁
→問題ありません。
ここまでくると疑うは屋根ですね
→瓦屋根は問題なし
ということは、雨樋か…こちらの御宅は箱樋形状でした。
瓦屋根からの箱樋形状…
→おや?おやや?…影?すき間?…穴?…穴だ!
金属の箱樋が熱膨張や経年劣化の影響でひずんでしまい穴が開いていました。
今回は金属屋根の取り換えでご提案
雨漏れとめるべく、しっかり工事をやってみよう!
先ずは今の金属樋を撤去
撤去してみたところ、木の下地の状況はそれほど悪くありませんでした。
続いて補強の木下地
そして防水シートを張って
新規の金属箱樋を設置
そして新規の笠木金物取付
そして瓦を戻して施工完了
キレイにおさまりました。
そして、漏水対策工事で肝心なのはここからです。
雨漏れが止まったのか、適切な処置だったのか?
施工完了の翌日、結構な量の雨降りでした。
恐々としながら確認の電話をかけました。
結果は私の目論見通りでした。
雨漏れは止まったようです。
………ヨカッター…………ホントヨカッタ…………
雨漏れが止まって良かったです。
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